用語集
健康住宅の用語
<有害物質の用語>
シックハウス症候群(しっくはうすしょうこうぐん)
建物内の空気が建築材料から出る化学物質(ホルムアルデヒド等)等により汚染されて健康障害を引き起こす家のこと。ダニやカビなどによる被害も含む。
ダイオキシン(だいおきしん)
有機化学物質の1種。主な発生源は、廃棄物の焼却による燃焼工程等のほか、紙などの塩素漂白工程などがあります。
VOC(ぶいおーしー)
空気中に揮発している有機化合物のこと。染色体異常、強い発ガン性、アレルギーの危険性が指摘されています。
ホルムアルデヒド(ほるむあるでひど)
合板などの接着剤として利用されている発ガン性物質。建材まわりでは、壁紙を貼る接着剤・塗装の防腐剤・防虫剤などその他いろいろな物に含まれています。
有機溶剤(ゆうきようざい)
揮発性で非水溶性の物質をよく溶かす化合物の総称で、化学物質過敏症やアレルギーの原因の一つ。またシックハウスの原因の一つでもあります。
<健康素材の用語>
健康住宅(けんこうじゅうたく)
ホルムアルデヒドを始めとした、健康被害を与える化学物質を使用しない住宅。その定義・基準などは様々なので注意が必要です。
健康素材(けんこうそざい)
ホルムアルデヒドを始めとした健康被害を与える化学物質を使用していない材料のこと。天然素材や自然塗料などがあります。
左官材料(さかんざいりょう)
漆喰、土、セメント、珪藻土など、塗り付け・吹き付け材料の総称。「塗壁材料」とも呼ばれます。接着剤などを使用せずに施工することが可能です。
セルロース断熱材(せるろーすだんねつざい)
自然系断熱材。原料はパイン材などの枝や製材後に出る端材を利用。熱伝導率が低く、使用量もほかの断熱材と比較して少なくてすみます。
竹のフローリング(たけのふろーりんぐ)
竹製の床材。さらりとした肌触りのよさがあり、曲げ強度、圧縮強度に優れているという特長があります。竹は成長が早いので森林伐採問題にも貢献します。
天然素材(てんねんそざい)
有害な接着剤などを一切使用しない天然の素材。ただし天然の木材や石材は、同一の模様・色合いのものはなく、メンテナンスに手間がかかるものが多くあります。
リサイクル材(りさいくるざい)
古くなった民家の梁や柱などの部材をそのまま他の建物に転用したり、再成形して他の部材として再利用するもの。資源の有効活用を目指しています。